おすすめのアルザスワイン

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フランスワイン
アルザス地方のワイン

フランスのアルザス地方とは？

アルザス地方はフランス北東部に位置し、交通の要衝として栄えるストラスブールからミュールーズまで南北約100kmにわたるワインの産地です。ヴォージュ山脈とライン川に挟まれたドイツとの国境に位置し、フランスとドイツの両国が長く領有権を争ったことから、両国の文化を色濃く反映しています。
このアルザス地方では、毎年4月下旬から10月下旬まで数多くのワイン祭りが開催されており、多くの観光客が訪れています。

アルザスワインの特徴

アルザス地方は、西側のヴォージュ山脈が偏西風を遮っているため、フランス北部の割には比較的暖かく、年間降水量が500〜600mmとフランスの中でも特に少ないのが特徴です。気候としては、半大陸性気候(夏は暖かく冬は寒い。気温差があり雨が少ない。)に属します。
アルザスワインは、ドイツの影響を受けつつも独自の文化を創り出しており、白ワイン(辛口)がメインですが、赤ワイン、白ワイン(甘口)、ロゼワイン、スパークリングワイン、貴腐ワインまで幅広く生産しています。

＜北部：バ・ラン県＞

ヴォージュ山脈の標高がやや低く、偏西風の影響も受けるため、南部と比較すると、冷涼で湿潤の気候になります。このため、アルザス地方の中では並級品が多い生産地です。

＜南部：オー・ラン県＞

北部と比較すると気候にも恵まれており、良質なワインが造られています。
■白ワイン(辛口)
ドイツで栽培されている品種を使ったワインが多く存在しています。ただし、白ワイン(甘口)の生産が多いドイツとは異なり、アルザスでは大半は白ワイン(辛口)です。シャープな酸味とミネラル感があるのが特徴です。
主要品種：リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカ、ピノ・グリ、ミュスカ、シルヴァネール、ピノ・ブラン
■白ワイン(甘口)・貴腐ワイン
凝縮感のある白ワイン(辛口)・貴腐ワインも造られていますが、アルザスワインの生産量から見るとごく僅かで、高級品として扱われています。
白ワイン(甘口)：ヴァンダンジュ・タルディヴ(収穫を遅らせて糖度を高いブドウから造られたワイン)
貴腐ワイン：セレクション・ド・グラン・ノーブル(貴腐菌のついたブドウから造られた極甘口のワイン)