ワイン名にある「オスピス・ド・ストラスブール」はフランスのドイツとの国境付近のアルザス地方にあるストラスブールという都市の「古くからある病院の地下のワインセラー」で熟成されたワインを指しています。この歴史あるセラーではオーク樽での熟成が義務化されており、アルザス地方内の様々なワイナリーの選ばれたワインのみが樽での熟成を許されています。アルザス地方やドイツなどの比較的冷涼な地域で栽培されている「シルヴァネール」が使用されたワインで、ワインラベルには病院を象徴した十字架の紋章が入っています。また生産者である「セピ・ランドマン」はアルザス南部のスルツマット村に17世紀から続く栽培家で1982年にワイナリーを設立しました。世界のワイン評論家からも「アルザスを語るうえで、セピ・ランドマンを避けで通ることはできない」と言わしめた奇才として有名です。ブルゴーニュの日本人醸造家として有名な仲田晃司氏(ルー・デュモン当主)の師匠としても有名で、仲田氏は「除草剤や殺虫剤を一切使用しない厳しい栽培を、当時から徹底していたりと仕事は超一流で、本当に勉強になりました。ここのバックヴィンテージはホントに美味しい!」とコメントしています。