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2014年のワインの出来・評価2014年のワインの出来・評価

2014年のワインとは「2014年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。当ページでは世界のワイン産地における2014年当時の気候やブドウの生育状況、ワインの初期評価についてご紹介いたします。

フランス アルザス
2014年のヴィンテージ評価

アルザス★★★★★ 平均的な年
【アルザスワイン委員会による評価】
冬は比較的暖かく乾燥しており、春の高い気温が萌芽(ほうが:ブドウの発芽)と開花を促進しました。このため早熟なヴィンテージになることを予想することができました。6月末はいくつかの区画で水不足に悩まされ、それまで早く進んでいたブドウの生育がその速度を落とします。そして夏、特に8月は全体的に涼しい気候になりました。そして9月の高い湿度と暖かい気温が、果実を好むオウトウショウジョウバエを発生させてしまいます。このハエはゲヴュルツトラミネール種、ピノ・ノワール種、ミュスカ種、そして一部のピノ・グリ種などの赤ワインのブドウ品種を中心に被害を与えました。

アルザスワイン地域専門家委員会(CRINAO)は成熟度チェックの結果、2014年の収穫日を次のように決定しました。
AOCクレマン・ダルザス(※1)は9月3日。
AOCアルザスは全てのブドウ品種で9月15日。
AOCアルザス・グラン・クリュは9月15日(一部の地方自治体から要請された例外を除く)。
ヴァンダンジュ・タルディヴ(※2)およびセレクション・ド・グラン・ノーブル(※3)は9月30日。
(※1)アルザスワインの生産量の4分の1を占めるスパークリングワイン。シャンパーニュと同様の製法で生産。
(※2)遅摘みのブドウを使用してつくられる甘口ワイン。
(※3)貴腐菌が付着して干しぶどうのような状態になってから、手摘みで収穫したブドウを使用してつくられる甘口ワイン。

生産者にとって、細心の注意が必要となる収穫でした。オウトウショウジョウバエによる被害を抑えるため、畑で非常に厳しいブドウの選別作業を行い、素早く丁寧な圧搾と清澄化の後、すぐさま発酵へと移りました。10月に例外的な晴天を迎えましたが、衛生状態の変化が生産に大きな影響を与えるヴァンダンジュ・タルディヴおよびセレクション・ド・グラン・ノーブルに関しては、比較的厳しい収穫でした。収穫量は前年の2013年の2倍以上である7,220ヘクトリットルでしたが、それでも平均収穫量を大きく下回りました。
アルザスにおける2014年の全ての品種を合わせた収穫量は、前年の2013年の+2,3%、1,011,897ヘクトリットルでしたが、過去5年の平均収穫量と比較すると5.2%減になりました。

ワインは全体的に厚みと豊満さに欠けるものの、非常に爽やかなものに仕上がっています。クレマン・ダルザス、そしてリースリング種とシルヴァネール種がのワインが、この特殊なヴィンテージの勝者と言えるでしょう。ゲヴュルツトラミネール種、ピノ・ノワール種、ピノ・グリ種の質は畑で行われた選別作業に左右されています。しかしいずれの品種も非常に強いフローラル系の香りを備えており、特にゲヴュルツトラミネールに至ってはスパイシーなアロマを感じさせてくれます。

フランス シャンパーニュ
2014年のヴィンテージ評価

シャンパーニュ★★★★★ 優良な年
今年は天候の変動が激しい年でした。特に雨の多い冬が続き、暖かく乾燥した春が続きました。5月には雨が降り、6月下旬には小規模な熱波が訪れたものの、残りの夏は湿度が高く濁った天候が続きました。病害の発生は抑えられ、9月は再び晴天で暑い天候が続き、収穫を守り、収穫を集中させることができました。9月8日以降、豊作(11,553 kg/ha)となりました。この年最大の問題は、ドロソフィラ・スズキイ(Drosophila suzukii)による酸腐病でした。この病害と厳しい天候により、ブドウ畑では多大な注意と選果作業が必要となりました。結果はまちまちです。特にヴァレ・ド・ラ・マルヌ産のピノ・ムニエにとって厳しい年となりました。降雨量が多く、うどんこ病と酸腐病の両方に悩まされました。平均潜在アルコール度数10.0%、総酸度8.3g/lの2014年は、数々の難題を抱えながらも、見た目もグラスに注いだ時の味わいも良好です。魅力的な果実味、美しく生き生きとした酸味、そして飲みやすさを兼ね備えた、素晴らしいワインです。

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生産年でワインを選ぶ
1940~1949年(85~76歳)
1940年(昭和15年)85歳
1941年(昭和16年)84歳
1942年(昭和17年)83歳
1943年(昭和18年)82歳
1944年(昭和19年)81歳
1945年(昭和20年)80歳
1946年(昭和21年)79歳
1947年(昭和22年)78歳
1948年(昭和23年)77歳
1949年(昭和24年)76歳
1950~1959年(75~66歳)
1950年(昭和25年)75歳
1951年(昭和26年)74歳
1952年(昭和27年)73歳
1953年(昭和28年)72歳
1954年(昭和29年)71歳
1955年(昭和30年)70歳
1956年(昭和31年)69歳
1957年(昭和32年)68歳
1958年(昭和33年)67歳
1959年(昭和34年)66歳
1960~1969年(65~56歳)
1960年(昭和35年)65歳
1961年(昭和36年)64歳
1962年(昭和37年)63歳
1963年(昭和38年)62歳
1964年(昭和39年)61歳
1965年(昭和40年)60歳
1966年(昭和41年)59歳
1967年(昭和42年)58歳
1968年(昭和43年)57歳
1969年(昭和44年)56歳
1970~1979年(55~46歳)
1970年(昭和45年)55歳
1971年(昭和46年)54歳
1972年(昭和47年)53歳
1973年(昭和48年)52歳
1974年(昭和49年)51歳
1975年(昭和50年)50歳
1976年(昭和51年)49歳
1977年(昭和52年)48歳
1978年(昭和53年)47歳
1979年(昭和54年)46歳
1980~1989年(45~36歳)
1980年(昭和55年)45歳
1981年(昭和56年)44歳
1982年(昭和57年)43歳
1983年(昭和58年)42歳
1984年(昭和59年)41歳
1985年(昭和60年)40歳
1986年(昭和61年)39歳
1987年(昭和62年)38歳
1988年(昭和63年)37歳
1989年(昭和64年・平成元年)36歳
1990~1999年(35~26歳)
1990年(平成02年)35歳
1991年(平成03年)34歳
1992年(平成04年)33歳
1993年(平成05年)32歳
1994年(平成06年)31歳
1995年(平成07年)30歳
1996年(平成08年)29歳
1997年(平成09年)28歳
1998年(平成10年)27歳
1999年(平成11年)26歳
2000~2009年(25~16年前)
2000年(平成12年)25歳
2001年(平成13年)24歳
2002年(平成14年)23歳
2003年(平成15年)22歳
2004年(平成16年)21歳
2005年(平成17年)20歳
2006年(平成18年)19年前
2007年(平成19年)18年前
2008年(平成20年)17年前
2009年(平成21年)16年前
2010~2019年(15~6年前)
2010年(平成22年)15年前
2011年(平成23年)14年前
2012年(平成24年)13年前
2013年(平成25年)12年前
2014年(平成26年)11年前
2015年(平成27年)10年前
2016年(平成28年)9年前
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2019年(平成31年・令和元年)6年前
2020~2025年(5年前~今年)
2020年(令和2年)5年前
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2025年(令和7年)今年