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ワインの抜栓の時間・タイミング


ワインをより美味しく飲むためには、実はワインの抜栓の時間(タイミング)が重要です。早く抜栓をすると「鮮度が落ちて味わいが落ちる」「酸化して酸っぱくなる」と思いがちですが、必ずしもそうではありません。ワインの抜栓によって、味わい・香り・酸味・渋味の感じ方が変化しますので、それぞれのワインの個性・特徴に適したタイミングで抜栓をすることに心掛けましょう。


1.赤ワインの抜栓


<初心者の方向け>
ワインを飲む「1〜2時間前の抜栓」を目安にしてください。
ワインが空気(酸素)に触れることでワインの温度が上がり、ワイン内の様々な成分が気化します。このことでワイン内に眠っていた香りの成分が広がり、また渋味の成分であるタンニンやアルコール感の和らぎを促します。
しかし、抜栓をしたところで、ワインがそのままボトルに入っている状態では、ワインは一部しか空気に触れることができません。ワインにはカラフェ(カラフ・キャラフ・キャラフェとも呼ばれる)という容器(透明の花瓶のような容器)がありますが、もしお持ちでしたら移し替えることをお勧めいたします。より多くの面積を空気に触れさせるためのワイングッズです。
また、ワイングラスをスワリング(軽くクルクル回す)する光景を見たことがあると思いますが、これはワインを空気に触れさせる1つの方法です。使用するワイングラスでも味わい・香りなどは変化します。ワイングラスにも様々な種類がありますので、これからワインを追求したい方はこだわってみてはいかがでしょうか?
※『ワイングラスの選び方』はこちらをご覧ください。(準備中)
<中級者の方向け>
ワインを飲む「1〜2時間前の抜栓」を目安ではありますが、下記のようにワインの種類やブドウの品種によって、抜栓の時間を調整するのが良いでしょう。なお、飲んだことのないワインは産地や品種だけで判断するのは難しいと思いますので、一度抜栓&試飲をして、「再度栓をする」「すぐにカラフェへ移し替える」といった判断するのも良いでしょう。
【半日〜1日前】
・上級クラスのヴィンテージワイン(ボルドー5大シャトーなどカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ種主体のワイン)
→ヴィンテージワインは抜栓して試飲するまで状態が分からないため、上記時間はあくまでも目安であり、良し悪しは結果論で判断せざるを得ないのが実情です。
※『ヴィンテージワインの楽しみ方』はこちらをご覧ください。(準備中)
【3時間〜4時間前】
・非常に濃厚なワイン、渋味が多いワイン、アルコール感の強いワイン
→骨格のあるしっかりしたワインはより早めに抜栓すれば、ワインが空気に触れて落ち着きます。
【直前】
・軽快でライトボディのワイン
・ボジョレー・ヌーヴォーなどの新酒ワイン
→フレッシュさを楽しむワインは飲む直前が良いでしょう。
【1時間〜2時間前】
・上記以外のワイン


2.白ワインの抜栓


白ワインの場合は、下記の2パターンです。
【直前】
・軽快でライトボディのワイン
→フレッシュさを楽しむワインは飲む直前が良いでしょう。
【1時間前】
上記以外のワイン


3.ロゼワインの抜栓


ワインの特徴から軽快なワインが大半のため、抜栓は飲む直前が良いでしょう。


4.スパークリングワインの抜栓


スパークリングワインの特徴である酸味やキレが衰えてしまいますので、抜栓は飲む直前が良いでしょう。


5.甘口ワインの抜栓


酒精強化ワイン・貴腐ワインなどが甘口ワインに該当します。抜栓は飲む直前が良いでしょう。