本日07月31日(木)の13:00まで(あと2時間48分以内)のご注文で、最短08月01日(金)中のお届けになります。
※商品の取り寄せ状況やお届け先の地域によりお届け日が異なりますので、詳しくは各商品ページをご覧ください。
2025年のワインの出来・評価2025年のワインの出来・評価

2025年のワインとは「2025年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。当ページでは世界のワイン産地における2025年当時の気候やブドウの生育状況、ワインの初期評価についてご紹介いたします。

なお、ワインは瓶内でも熟成が進み、時間とともに味わいが変化します。お飲みになるタイミングもお客様それぞれで異なりますので、全てのワインがこの評価に当てはまる訳ではございません。あくまで参考として捉えていただければ幸いでございます。

チリ
2025年のヴィンテージ評価

チリ★★★★★ 優良な年
2025年のチリ産ワインは生産量は減少の見込みですが、品質には期待が持てる年になりました。
2025年1月と2月(=南半球のため2025年シーズンの夏の時期)に猛暑に見舞われましたが、3月は冷涼で4月は温暖だったため、多くの赤ブドウ品種の成熟は穏やかで、フレッシュさとバランスを保つことができました。

チリ中部の産地アコンカグア・ヴァレーでは、ヴィーニャ・エラスリスのトマス・ムニョス氏は次のように述べています。「1月と2月の内陸部の暑さが成熟を加速させ、糖度、色、香りの凝縮度が高まり、収穫時期は例年より5日早まりました。しかし海岸沿いでは2月の涼しい天候が成熟を遅らせ、収穫時期が例年より10日遅れました。ブドウの成熟サイクルが長くなったことで、ワインは素晴らしいアロマ、生き生きとした酸味、そしてフレッシュな味わいに恵まれました」。一方で南部の産地イタタヴァレーでは、デ・マルティーノのニコラス・ペレス氏が次のように述べています。「2024年10月から2月にかけての期間は過去7年間で最も乾燥しました。降雨量はわずか21mmで、古い乾燥栽培のブドウ畑では深刻な水ストレスにつながりました。2月下旬にはブドウの重量が低下し、葉が黄色くなっていました」。雨量の少なさにより、ブドウの収穫量に影響が出ていますが、ブドウの品質そのものは高く、ワインには期待が持てそうです。

オーストラリア
2025年のヴィンテージ評価

オーストラリア★★★★★ 優良な年
2024年9月中旬(=南半球のため2025年シーズンの春の時期)に発生した異常気象により、オーストラリア南東部全域の気温が例年より10度以上低くなり、南オーストラリア州、ビクトリア州、首都圏の多くの地域で記録的な寒さの春となりました。この寒波により、多くの地域で広範囲にわたる霜害が発生し、特にシャルドネ種やコロンバール種などの早熟の白ワイン用のブドウ品種に影響が出ました。一方、12月中旬にはビクトリア州と南オーストラリア州の多くで熱波が襲い、気温は例年を大きく上回りました。また高温で乾燥した気候により、ビクトリア州西部のグランピアンズ国立公園で大規模な山火事が発生し、同地域のブドウ畑に壊滅的な被害をもたらしました。こうした大きな出来事があったにもかかわらず、2025年のワインオーストラリア(=公的機関)による全国調査の回答者による今シーズンのコメントは、否定的な意見よりも肯定的な意見の方が多かったということです。多くの地域で乾燥した気候だったため病害の発生は少なく、また生育状況が過去数年よりもはるかに良好であるという回答も複数ありました。

ニュージーランド
2025年のヴィンテージ評価

ニュージーランド★★★★★ 優良な年
【マールボロ・ワイン生産者協会による評価】
世界最大級のワイン専門会社であるヴィナーキー社のジェイミー・マーフェル氏は次のように述べています。「2025年はスムーズで順調で、全く問題ありませんでした。収穫量が多かったため、すべてのブドウが均等にゆっくりと成熟し、慌てる必要もなく、地域全体で力強い果実を収穫できました。ワイナリーは入荷したワインをすべてきちんと管理してくれて、発酵に使える果汁は完全にクリーンな状態でした。数日後には発酵が始まり、ワイナリーと全員が協力して計画通りに作業を進めるのは、良いヴィンテージの証です」。
マリスコ・ワイナリーのマット・ミッチェル氏は次のように述べています。「11月下旬から12月上旬にかけての暖かく晴れた天候は、この地域の豊作を後押ししました。開花と結実の具合は、これまでで最高のものでした。経験豊富なブドウ栽培家たちは、これまで見た中で最大の房の大きさだと話していました。一本のブドウの木にたくさんの房がついていました」。
ローソンズ・ドライヒルズのマーカス・ライト氏は次のように述べています。「非常に恵まれた天候で、このヴィンテージの白ワイン品種がどんなものになるのか、とても楽しみです。ソーヴィニヨン・ブラン種は幅広い風味と優れた凝縮感があり、様々なブレンドの可能性を広げてくれました。シャルドネ種は美しくクリーンで、凝縮した風味とすっきりとした酸味が特徴です。ピノ・グリ種とゲヴュルツトラミネール種は熟成期間が長かったため、深みのある風味と美しいテクスチャーが生まれました」。
この2025年はほとんどのワイナリーがブドウ栽培家に対し、畑ごとに収穫量の上限(制限)を設定しました。生産者は収穫量を減らすために、厳選されたブドウのみを収穫したことで、ワインの品質向上が期待されています。

南アフリカ
2025年のヴィンテージ評価

南アフリカ★★★★★ 傑出した年
2025年は気候にも恵まれ、南アフリカ産ワインにとって素晴らしい年になりました。
2024年の6月(=南半球のため初冬で2025年シーズンの始まりにあたる時期)の降雨量は例年を下回りましたが、7月の記録的な降雨により水源が補充され、十分な灌漑が確保され、ブドウ畑の生育を支えました。ブドウの開花期と果実の生育期における穏やかな天候は、果実の着果を均一に促しました。また12月と2025年の1月に一時的に猛暑に見舞われるなど、散発的な課題はありましたが、ブドウ畑は病害の発生が比較的少なく、力強い生育を示しました。また、ブドウの成熟期である2月も天候に恵まれ、ブドウの品質向上に大きく寄与し、優れたバランス、風味の凝縮感、そして骨格を持つブドウが収穫されました。

南アフリカワインのCEO、リコ・バッソン氏は「今回の収穫は、南アフリカワインを更なる高みへと押し上げようとする、生産者の粘り強さと献身的な取り組みを改めて示すものです」と述べています。また南アフリカのワイン業界団体Vinproのエティエンヌ・テルブランシュ博士は「2025年シーズンは沿岸部と内陸部の両方でほぼ理想的な熟成条件に恵まれ、安定した成熟とバランスの取れた果実の生育が実現しました。熟成中の気温が低かったため、酸味が保たれ、特にピノタージュ、シラーズ、シャルドネといった品種では、色と風味成分の発達が促進されました。これらは私たちが誇りに思えるワインです」と述べています。

年号・ヴィンテージでワインを選ぶ

生産年でワインを選ぶ
1940~1949年(85~76歳)
1940年(昭和15年)85歳
1941年(昭和16年)84歳
1942年(昭和17年)83歳
1943年(昭和18年)82歳
1944年(昭和19年)81歳
1945年(昭和20年)80歳
1946年(昭和21年)79歳
1947年(昭和22年)78歳
1948年(昭和23年)77歳
1949年(昭和24年)76歳
1950~1959年(75~66歳)
1950年(昭和25年)75歳
1951年(昭和26年)74歳
1952年(昭和27年)73歳
1953年(昭和28年)72歳
1954年(昭和29年)71歳
1955年(昭和30年)70歳
1956年(昭和31年)69歳
1957年(昭和32年)68歳
1958年(昭和33年)67歳
1959年(昭和34年)66歳
1960~1969年(65~56歳)
1960年(昭和35年)65歳
1961年(昭和36年)64歳
1962年(昭和37年)63歳
1963年(昭和38年)62歳
1964年(昭和39年)61歳
1965年(昭和40年)60歳
1966年(昭和41年)59歳
1967年(昭和42年)58歳
1968年(昭和43年)57歳
1969年(昭和44年)56歳
1970~1979年(55~46歳)
1970年(昭和45年)55歳
1971年(昭和46年)54歳
1972年(昭和47年)53歳
1973年(昭和48年)52歳
1974年(昭和49年)51歳
1975年(昭和50年)50歳
1976年(昭和51年)49歳
1977年(昭和52年)48歳
1978年(昭和53年)47歳
1979年(昭和54年)46歳
1980~1989年(45~36歳)
1980年(昭和55年)45歳
1981年(昭和56年)44歳
1982年(昭和57年)43歳
1983年(昭和58年)42歳
1984年(昭和59年)41歳
1985年(昭和60年)40歳
1986年(昭和61年)39歳
1987年(昭和62年)38歳
1988年(昭和63年)37歳
1989年(昭和64年・平成元年)36歳
1990~1999年(35~26歳)
1990年(平成02年)35歳
1991年(平成03年)34歳
1992年(平成04年)33歳
1993年(平成05年)32歳
1994年(平成06年)31歳
1995年(平成07年)30歳
1996年(平成08年)29歳
1997年(平成09年)28歳
1998年(平成10年)27歳
1999年(平成11年)26歳
2000~2009年(25~16年前)
2000年(平成12年)25歳
2001年(平成13年)24歳
2002年(平成14年)23歳
2003年(平成15年)22歳
2004年(平成16年)21歳
2005年(平成17年)20歳
2006年(平成18年)19年前
2007年(平成19年)18年前
2008年(平成20年)17年前
2009年(平成21年)16年前
2010~2019年(15~6年前)
2010年(平成22年)15年前
2011年(平成23年)14年前
2012年(平成24年)13年前
2013年(平成25年)12年前
2014年(平成26年)11年前
2015年(平成27年)10年前
2016年(平成28年)9年前
2017年(平成29年)8年前
2018年(平成30年)7年前
2019年(平成31年・令和元年)6年前
2020~2025年(5年前~今年)
2020年(令和2年)5年前
2021年(令和3年)4年前
2022年(令和4年)3年前
2023年(令和5年)2年前
2024年(令和6年)1年前
2025年(令和7年)今年