

2024年のワインとは「2024年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。当ページでは世界のワイン産地における2024年当時の気候やブドウの生育状況、ワインの初期評価についてご紹介いたします。
なお、ワインは瓶内でも熟成が進み、時間とともに味わいが変化します。お飲みになるタイミングもお客様それぞれで異なりますので、全てのワインがこの評価に当てはまる訳ではございません。あくまで参考として捉えていただければ幸いでございます。
| ブルゴーニュ | 赤ワイン:★★★★★ 平均的な年 白ワイン:★★★★★ 平均的な年 シャブリ:★★★★★ 平均的な年 ボジョレー:★★★★★ 平均的な年 |
| 【ブルゴーニュワイン委員会による評価】 ※大半のワインは現在醸造中のため、委員会による見通しの発表になります※ 前年の2023年は豊作で収穫量も多かった素晴らしいヴィンテージでしたが、この2024年はブドウの生育サイクルのあらゆる段階で課題に直面しました。しかしながら、前年ほど豊作とは言えないものの、間違いなく素晴らしい品質のヴィンテージになることが予想されます。季節的な気候変動は大きな影響を与えましたが、ブドウにとって良好な風通しをもたらしました。そしてブドウの丁寧な選別と緻密な醸造作業により、ポテンシャルを最大限に発揮し、赤ワイン白ワインの両方で美味しいワインを生み出すことができるでしょう。 赤ワインは香り高く贅沢な味わいで、ラズベリー、ブラックカラント、グーズベリーといった赤いベリーの風味が際立っています。ワインは豊かで芳醇なアロマと、魅惑的なガーネットレッドの色合いを誇ります。きめ細やかで繊細なタンニンが、ワインに繊細さとエレガンスを際立たせる骨格を与えています。 白ワインは新鮮な果実と柑橘類の香りが美しく調和し、ブルゴーニュの白ワインに欠かせない2つの要素であるフレッシュさと純粋さが際立っています。 クレマン・ド・ブルゴーニュ(スパークリングワイン)は優れたバランスを備え、洗練された出来になることを約束します。キュヴェは長期間の熟成を期待できます。フルーティーで軽やか、そして魅力的な引き締まり感を備えています。 シャルドネ種はアーモンド、白い花、そしてエステル香(ボイルドキャンディーやエキゾチックフルーツなど)が特徴的です。エレガントなストラクチャーを持ち、調和のとれた酸味と絶妙なバランスのほのかな苦味が調和しています。 ピノ・ノワール種はよりしっかりとした構造を持ち、チェリーやプラムの香りと力強い味わいが特徴です。そのため、ガストロノミー向けに醸造されるブラン・ド・ノワールやロゼワインに最適です。ガメイ種はイチゴやラズベリーといった赤いベリーの香りが豊かで、表現力豊かで贅沢な味わいです。 | |
| 【ブルゴーニュワイン委員会による評価(シャブリ地区)】 2024年はフランスの他の多くの地域と同様に、異常気象に見舞われました。洪水、過度の降雨、霜、雹など、農作物に休息の暇はありませんでした。そして生産者はブドウの生育サイクル全体を通じて、細心の注意を払い、ブドウを守るために膨大な労力を費やしました。収穫量の減少に伴い、各ワイナリーでの醸造作業はフル稼働ではありませんが、生産者たちは試飲したワインに満足しています。ワインは緊張感と力強いミネラル感を備えた、シャブリ特有の特徴を見事に表現しています。 | |
| ロワール | 赤ワイン:★★★★★ 平均的な年 白ワイン:★★★★★ 平均的な年 貴腐ワイン:★★★★★ 平均的な年 |
| 【ロワールワイン委員会による評価】 2024年は異常気象に見舞われました。多雨、日照不足、そしてベト病の蔓延がこのヴィンテージを特徴付けました。こうした困難により収穫量は減少しましたが、生産者の懸命な努力でブドウの品質を維持することには成功しており、ブドウ品種とテロワールに応じた多様なワインを生み出しました。赤ワインは繊細さとエレガンスを体現し、白ワインはフレッシュさとキレの良さを兼ね備え、ロゼワインと繊細な泡はフルーティーでグルメな味わいが期待できます。 赤ワインはアンジュ・ソーミュール地区では、しなやかなタンニンとフルーティーな表現が融合した、前年の生産スタイルを踏襲しています。またトゥレーヌ地区では初期の収穫結果では、繊細なアロマを備えた有望なワインであることを示唆しています。 白ワインはナント地区ではミュスカデ種の際立ったフレッシュさが特徴的です。気まぐれな天候にもかかわらず、生産者は畑とセラーで極めて緻密な作業を行い、柑橘系と白果のアロマと際立ったミネラル感を持つワインを生み出しました。ソーヴィニヨン・ブラン種はこうした特別な条件を最大限に活かし、美しい酸味を特徴とする、バランスの取れたエレガントなアロマを生み出しました。 ロゼワインはフルーティーで個性が際立っています。皮肉なことに、厳しい気候条件がこれらのワインの個性をさらに際立たせ、フレッシュさと繊細なアロマが特徴的で高く評価することができます。 ヴァル・ド・ロワール・フィーヌ・ビュル(スパークリングワイン)は、典型的なエレガンスとフレッシュさを体現しています。シュナン・ブラン種とシャルドネ種を主原料とするクレマン・ド・ロワール(スパークリングワイン)は、繊細な香りと泡立ちが特徴的です。いずれの生産者は醸造技術を駆使して、バランスの取れたスパークリングワインを生産しています。 | |
| ローヌ | 赤ワイン:★★★★★ 平均的な年 白ワイン:★★★★★ 平均的な年 |
| 【ローヌワイン委員会の評価】 2024年は異常気象の影響により、収穫量こそ少ないものの、ブドウは非常に有望な出来栄えになり、醸造初期のワインには果実味、緊張感、バランスが感じられます。 春は非常に激しい雨に見舞われ、時には雹を伴うこともありました。夏に暑さが戻ってきたことで、長い成熟期間と快適な昼夜の気温差という恩恵がもたらされ、ブドウは休息に適した涼しい夜を過ごしました。また生産者の闘志、忍耐力、そして専門知識も忘れてはなりません。彼らは病害のリスクを巧みに管理し、この収穫の素晴らしい品質に貢献しました。 ローヌワイン委員会の委員長であるフィリップ・ペラトン氏は次のように述べています。「2024年はブドウ畑を守るために常に戦い続けなければならなかったヴィンテージでした。そして収穫量は低調に推移する見込みです。しかし生産者たちは品質面では成功を確信しています。最初の果汁は糖度が低いように見えますが、収穫時期が遅くなったことで、美しい酸味と果実味とフレッシュさのバランスが美しく保たれています。」 | |
| アメリカ | カリフォルニア:★★★★★ 平均的な年 オレゴン:未評価 |
| 【ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズによる評価(カリフォルニア州)】 2024年はダイナミックさとエレガントさが融合したナパ・ヴァレーバレーのユニークな特徴をとらえています。このヴィンテージの成功の鍵となったのは、ブドウの生育を促した冬の豪雨でした。冬の雨は土壌を潤し、健全な植物の成長の基盤を築きました。6月から収穫期にかけての夏の猛暑が長く続きましたが、この冬の豪雨による水分を含んだ土壌がブドウを守りました。その結果、生産者にとっては理想通りの収穫になり、ストレスの少ない年となりました。スパークリングワイン用のブドウの収穫は8月上旬から9月上旬にかけて行われ、スティルワイン用のブドウの収穫は8月中旬に始まり、10月中旬に終了しました。 | |
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()