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2021年のワインの出来・評価2021年のワインの出来・評価

2021年のワインとは「2021年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。当ページでは世界のワイン産地における2021年当時の気候やブドウの生育状況、ワインの初期評価についてご紹介いたします。

フランス ボルドー
2021年のヴィンテージ評価

ボルドー赤ワイン:★★★★★ 平均的な年
白ワイン:★★★★★ 平均的な年
貴腐ワイン:★★★★★ 優良な年
【ワイン専門誌 デキャンタ誌による評価】
2021年は当初は壊滅的な年になるかもしれないという懸念があったにもかかわらず、最終的にはフレッシュさとエネルギーがあり、そして特に控えめなアルコール度数を好むボルドー愛好家を喜ばせる素晴らしいワインの数々を生み出しました。ただし品質にバラつきがあり、盲目的に購入できるヴィンテージとは言えませんでした。最終的には十分な資金力を持つ生産者や、格付けを有しているワインの生産者が熟成期間を有利に過ごしたと言えるでしょう。

【教育機関 ワインスカラーギルドによる評価】
<生産地域毎の評価>
・メドック地区&グラーヴ地区
2021年は4月初めにフランスの全域で発生した霜害により、グラーヴ地区(特にペサック・レオニャン地区)は大きい被害が発生しました。5月は雨が多く肌寒い日が続きましたが、6月は好天に恵まれて暖かかったため、霜を乗り越えたブドウは順調に開花しました。6月下旬には激しい嵐や雹害が発生し、また7月は涼しく曇りがちで病害が発生するなどシーズン前半は困難な日々が続きました。7月下旬~8月は真夏が到来しましたが、9月は天候に恵まれず、例年よりも収穫が遅れ、メルロ種は9月下旬、カベルネ種は10月に収穫が行われました。天候不良が影響したため、収穫量は前年の2020年より約14%少なく、2011~2020年の10年間の平均より22.5%少ない結果になりました。

ワインの品質としては、10月の良好な日差しの下で収穫されたメドック地区はのカベルネ・ソーヴィニヨン種の品質が高く、2021年のボルドー地方で最も成功した地域になりました。これを裏付ける形として、メドック地区格付け1級のシャトー・ラトゥール、シャトー・ラフィットにおけるブレンド比率は、2021年は96%がカベルネ・ソーヴィニヨンになっています。

ただし赤ワインは品質にバラつきが見られ、白ワインは暖かい8月を経て9月初旬の好天の時期に収穫されたため、フレッシュかつ濃厚で魅力的なワインに仕上がっています。

・サンテミリオン地区&ポムロール地区
2021年はストレスの多いブドウの生育期になりました。メルロ種の生育サイクルがカベルネ種よりも早いという事実は、次々と襲った気象災害のそれぞれにおいて、常にメルロ種にとって不利に働きました。結局メルロ種の大半は9月の難しく変わりやすい天候の中で収穫され、常に慎重な選果を必要としました。2021年に右岸で最も成功した地域は、排水性が最も優れた地域(ポムロールの台地やコート・ド・サン・テミリオンなど)で、成功したワイナリーは、カベルネ・フラン種やカベルネ・ソーヴィニヨン種のブレンド比率が通常よりも高いワイナリー(特にシャトー・フィジャック、シャトー・オーゾンヌ、シャトー・シュヴァル・ブランなど)と言えます。2021年の右岸の赤ワインは、明るく濃厚で、持続的な酸味ときめ細かなタンニンが特徴的です。

・ソーテルヌ
2021年は驚くほど困難な1年になりました。しかし収穫量は落ち込みましたが、ワインの品質は傑出しています。4月の霜害は非常に厳しく、4月7日には気温が-5℃まで下がり、一部のワイナリーでは収穫が事実上全滅しました。そして夏のうどんこ病(カビの病気)と時折の雹がさらなる打撃を与えました。

2021年の収穫量はこの10年間の平均を80%も下回りました。異常気象を耐えたブドウにおいては、秋になると広範囲で貴腐菌が発生し品質は傑出しています。濃厚でドラマチック、絶妙なバランスを保ちながらも、豊かで凝縮感のあるワインに仕上がりましたが、何しろ量が少なく稀少価値が高くなっています。

フランス ブルゴーニュ
2021年のヴィンテージ評価

ブルゴーニュ赤ワイン:★★★★★ 優良な年
白ワイン:★★★★★ 優良な年
シャブリ:★★★★★ 優良な年
ボジョレー:★★★★★ 平均的な年
【ブルゴーニュワイン委員会による評価】
2021年は生産者にとって厳しい試練の年になりました。2021年は4月初めにフランスの全域で発生した霜害に始まり、9月の収穫期に至るまで、天候の激しい変化に見舞われました。この状況の中で、生産者は非常に機敏かつ注意深く対応することができたため、最終的に収穫量こそ少なかったものの、成功を収めたと言えるでしょう。ブルゴーニュワイン委員会の共同会長であるフランソワ・ラベ氏は、「Small is beautiful(小さきことは美しきかな)」という持論を改めて表明しています。

2021年はワインの醸造において高度な技術と精密さが求められたため、非常に興味深いヴィンテージだったという意見が一般的です。発酵は速かったものの、赤ワインのタンニンと色素の抽出には細心の注意を払う必要がありました。時が経つにつれ、白ワインも赤ワインも絶妙なバランスを見せ始めています。
赤ワインは繊細なルビーレッドの色合いで、チェリーやラズベリーのアロマがあります。テクスチャー(ワインを口にした時に感じる口当たりや液体の質感)は繊細でタンニンは非常にシルキーです。

白ワインは素晴らしいフレッシュさを示しています。レモンとグレープフルーツの柑橘系のアロマが表れており、今後熟成するにつれて更に進化します。

クレマン・ド・ブルゴーニュ(スパークリングワイン)は上質で控えめなアロマが表れています。口に含むとフレッシュでフルーティーな味わいで、際立った酸味による心地よい緊張感があります。熟成にも理想的で、優れた保存性が期待できます。シャルドネ種は、アーモンド、白い花、そしてトロピカルフルーツのアロマがあります。ピノ・ノワール種は力強く、チェリーやラズベリー、プラムのアロマがあります。
【ブルゴーニュワイン委員会による評価(シャブリ地区)】
2021年は霜害の発生、早すぎるブドウの生育、収穫直前まで厳しい天候の変化など、生産者は常にブドウ畑を注意深く観察し、対応を迫られました。唯一の安息の期間は、良好な条件下で行われたブドウの開花期と、8月中旬から始まった好天に恵まれたブドウの成熟期のみでした。

収穫量は減少しましたが、ブドウの選果は依然として細心の注意を払って行われました。またワインの醸造においても非常に精密でなければなりません。迅速に作業を進めながらも、アロマのバランスには細心の注意を払う必要があります。2021年のワインは、フレッシュな柑橘系の香りが感じられ、糖度と酸度のバランスはブルゴーニュワイン愛好家に好まれる典型的なバランスと一致していると言えるでしょう。
【ボジョレーワイン委員会による評価(ボジョレー地区)】
2021年は天候の変化が激しく、収穫量が少なくなったものの、夏の気候が良好だったことでブドウの品質は維持することができました。収穫したブドウは例年とは異なる糖度、酸味、タンニンのバランスであり、ワインの醸造においては繊細かつ緻密に行われました。
ワインはフレッシュかつフルーティーで、非常に繊細でエレガントなタンニンにより柔らかな味わいに仕上がっています。

フランス ロワール
2021年のヴィンテージ評価

ロワール赤ワイン:★★★★★ 優良な年
白ワイン:★★★★★ 平均的な年
貴腐ワイン:★★★★★ 優良な年
【ロワールワイン委員会による評価】
2021年は厳しい気候条件に見舞われ、地区・区画によって収穫量のバラつきがありました。特に春の厳しい霜害は早熟のブドウ品種に影響を与え、涼しく雨の多い夏はブドウの成熟を遅らせましたが、耐え抜いたブドウは酸味と芳香を保ちました。そして収穫においてはワインの品質を保証するために厳格な選果を行いました。結果的に生産者の対応力と晩秋の好天により、2021年のワインは上質な酸とスッキリとしたアロマが特徴で、フレッシュさとバランスが際立っています。

赤ワインは偉大なヴィンテージの特徴である、しなやかさとフレッシュさが際立っています。気候条件のおかげでブドウの成熟がゆっくりと進み、シルキーなタンニンが抽出され、鮮やかなアロマが保たれています。シノン地区、ソーミュール地区、ブルグイユ地区のカベルネ・フラン種は、ラズベリーやレッドカラントといった新鮮な赤い果実の美しい濃厚な味わいと、繊細で緻密なタンニンを併せ持っています。この2021年ヴィンテージは、過去の日照時間の多いヴィンテージとは大きく異なり、ロワール地方の偉大なクラシックワインの時代を彷彿とさせてくれます。

白ワインはフレッシュさと繊細なアロマを特徴し、困難な気候条件がワインの緊張感と緻密さを際立たせています。特にアンジュー地区とトゥレーヌ地区のシュナン・ブラン種は、際立った躍動感が特徴的です。澱とともに熟成させることで、ボリュームと複雑さが増し、酸味と完璧なバランスが保たれています。またミュスカデ種は収穫量が大幅に減少したにもかかわらず、シャープなミネラル感と素晴らしいアロマの純粋さが表現されています。

ロゼワインは小さな赤い果実(野イチゴ、レッドカラント)のアロマが広がり、心地よい軽やかさ、そしてスッキリと喉の渇きを癒す仕上がりです。ガメイ・ド・トゥレーヌ種は、夏にぴったりの、生き生きとした軽やかな味わいが特徴です。グロロー種とカベルネ・ダンジュー種は、より豊かな果実味とほのかな甘みが特徴で、すぐに楽しめるロゼワインに仕上がっています。

フィーヌ・ビュル・ド・ロワール(スパークリングワイン)は、美しい酸味とロワール地方産特有の爽やかさが特徴的です。シュナン・ブラン種は、きめ細やかな泡立ちと、青リンゴ、白い花、フレッシュアーモンドのニュアンスを帯びたピュアなアロマが特徴的です。クレマン・ド・ロワール(スパークリングワイン)は、優れた酸味が熟成に向けたポテンシャルを高めています。ソーミュール・ブリュット(スパークリングワイン)は、特に引き締まった輪郭のはっきりした味わいで、シーフードや軽めの前菜に最適です。

2021年のワインの出来・評価 お客様からの評価

結婚祝いに会社の皆様からいただき感動

C.K.様 28歳

評価

結婚をしたと伝えてはいたものの、嬉しいサプライズでびっくり!!

送ったよと聞いてからすぐ届きました。しかも冷えてて梱包もしっかり丁寧にされていてとてもありがたいです。

開けてみると大きなワインが赤白両方!贅沢!!

家ではあまり飲みませんが、これを気に夫と夜風にあたりながら家飲みをしてみようかなぁと楽しみが増えました。

とっても嬉しいです!!

素敵なワインをありがとうございます。

  

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1949年(昭和24年)76歳
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1950年(昭和25年)75歳
1951年(昭和26年)74歳
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1953年(昭和28年)72歳
1954年(昭和29年)71歳
1955年(昭和30年)70歳
1956年(昭和31年)69歳
1957年(昭和32年)68歳
1958年(昭和33年)67歳
1959年(昭和34年)66歳
1960~1969年(65~56歳)
1960年(昭和35年)65歳
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1962年(昭和37年)63歳
1963年(昭和38年)62歳
1964年(昭和39年)61歳
1965年(昭和40年)60歳
1966年(昭和41年)59歳
1967年(昭和42年)58歳
1968年(昭和43年)57歳
1969年(昭和44年)56歳
1970~1979年(55~46歳)
1970年(昭和45年)55歳
1971年(昭和46年)54歳
1972年(昭和47年)53歳
1973年(昭和48年)52歳
1974年(昭和49年)51歳
1975年(昭和50年)50歳
1976年(昭和51年)49歳
1977年(昭和52年)48歳
1978年(昭和53年)47歳
1979年(昭和54年)46歳
1980~1989年(45~36歳)
1980年(昭和55年)45歳
1981年(昭和56年)44歳
1982年(昭和57年)43歳
1983年(昭和58年)42歳
1984年(昭和59年)41歳
1985年(昭和60年)40歳
1986年(昭和61年)39歳
1987年(昭和62年)38歳
1988年(昭和63年)37歳
1989年(昭和64年・平成元年)36歳
1990~1999年(35~26歳)
1990年(平成02年)35歳
1991年(平成03年)34歳
1992年(平成04年)33歳
1993年(平成05年)32歳
1994年(平成06年)31歳
1995年(平成07年)30歳
1996年(平成08年)29歳
1997年(平成09年)28歳
1998年(平成10年)27歳
1999年(平成11年)26歳
2000~2009年(25~16年前)
2000年(平成12年)25歳
2001年(平成13年)24歳
2002年(平成14年)23歳
2003年(平成15年)22歳
2004年(平成16年)21歳
2005年(平成17年)20歳
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2007年(平成19年)18年前
2008年(平成20年)17年前
2009年(平成21年)16年前
2010~2019年(15~6年前)
2010年(平成22年)15年前
2011年(平成23年)14年前
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2013年(平成25年)12年前
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