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2017年のワインの出来・評価2017年のワインの出来・評価

2017年のワインとは「2017年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。当ページでは世界のワイン産地における2017年当時の気候やブドウの生育状況、ワインの初期評価についてご紹介いたします。

なお、ワインは瓶内でも熟成が進み、時間とともに味わいが変化します。お飲みになるタイミングもお客様それぞれで異なりますので、全てのワインがこの評価に当てはまる訳ではございません。あくまで参考として捉えていただければ幸いでございます。

フランス ボルドー
2017年のヴィンテージ評価

ボルドー赤ワイン:★★★★★ 優良な年
白ワイン:★★★★★ 優良な年
貴腐ワイン:★★★★★ 傑出した年
【ボルドーワイン委員会による評価】
2017年は品質は良かったものの、生産量が非常に少ないヴィンテージになりました。4月末の歴史的な霜と、8月末に特定の地域を襲った激しい雹嵐により、収穫量に大きな影響を受けましたが、このヴィンテージは品質が良いことが分かりました。

赤ワインはフレッシュさをたっぷりと伴った美しいフルーティーな味わいが楽しめます。しなやかで上品なタンニンを持つこれらのワインは、まろやかでバランスが取れています。しなやかさを基調とした、喜びに満ちた美しいヴィンテージです。

白ワインはフレッシュで活気があり、非常に表現力が豊かです。ブドウ品種の特質が十分に表現されています。ソーヴィニヨン・ブラン種は、フレッシュなフルーツと柑橘類の香りがエレガントです。セミヨンは口の中に豊かさとボリューム感をもたらします。気象条件の恩恵を受けた、非常に素晴らしい白ワインのヴィンテージです。

貴腐ワインのブドウ品種であるセミヨン種は、凝縮感と芳醇な香りをもたらす例外的な気象条件の恩恵を受けました。柑橘類と砂糖漬けのオレンジのエキゾチックな香りが漂い、非常にフルーティーな味わいです。糖度と酸味のバランスが優れています。

【ワイン専門誌 デキャンタ誌による評価】
2017年は生育期の早い時期に壊滅的な霜害に見舞われました。しかしながらプリムール・テイスティングにおいて、適切な時期を見極めれば、このヴィンテージにも多くの楽しみがあることが示されました。ワインにもよりますが飲み頃に関して言えば、2017年は2015年や2016年よりも早く、おそらく2014年と同時期になるでしょう。そのため10~12年ではなく、6~8年を目安にしてください。

【教育機関 ワインスカラーギルドによる評価】
<生産地域毎の評価>
・メドック地区&グラーヴ地区
2017年は1月はこの30年間で最も寒くなりましたが、春先は暖かく、2月と3月は長期平均気温を1.5℃上回りました。しかし4月27日の未明には霜が降り、左岸のマルゴー地区とペサック=レオニャン地区が特に深刻な被害を受けました。この影響でボルドー全体の生産量は前年の2016年と比べて40%減、長期平均比でも33%減となりました。この最悪の霜害は1945年、1977年、1991年の霜害よりもひどいものでした。
夏は6月末の大雨を除けば非常に乾燥していました。7月は曇りがちで穏やか、8月は初めは涼しかったものの、8月後半には暑く晴れた天候が続きました。ただし8月末にグラーヴ地区の畑は雹に見舞われてしまいました。9月上旬は雨が多かったものの、その後の収穫期は好天に恵まれました。

サンテステフ地区、ポイヤック地区、サンジュリアン地区の一流畑からは、最高の赤ワインが生まれ、全体としてフレッシュでありながらバランスが良く、しっかりとした骨格も持ち合わせており、2014年と2015年を掛け合わせたようなワインです。またペサック=レオニャンの白ワインも素晴らしい出来栄えになりました。

・サンテミリオン地区&ポムロール地区
2月~4月上旬までは穏やかな気温でしたが、4月下旬に厳しい霜が降りました。その結果、サンテミリオンの収穫量に影響を及ぼし、特にラランド・ド・ポムロール産は収穫量の50%から80%を失いました。5月~6月は非常に暖かく、6月最後の5日間は非常に雨が多かったものの、7月は乾燥して穏やかでした。8月は前半は涼しく月末は非常に暖かく&雨が多く、天候は不安定でした。しかしながらメルロ種は9月中旬に概ね良好な天候で収穫することができました。ワインは柔らかく魅力的で、青臭さのないフレッシュさがあり、短期から中期の飲み頃に最適です。特にポムロールは成功しています。

・ソーテルヌ
ソーテルヌ、特にバルサック地区は、ボルドーの他の地区と同様に4月の霜による甚大な被害を受け、シャトー・クリマンスなど一部のシャトーでは全くワインを生産することができませんでした。シャトー・ミラ、シャトー・クーテ、シャトー・ラ・トゥール・ブランシュなどのシャトーもほとんど生産できていませんが、幸運にもシャトー・シガラ・ラボーやシャトー・レーヌ・ヴィニョーなどはほぼ例年通りに収穫することができました。天候不順はあるものの概ね暖かく乾燥した夏は白ブドウの成熟に最適で、8月末に降った雨は貴腐菌の発生を活発化させるのに最適でした。収穫時期は主に3回で、9月に1回(香り高くフレッシュ)、10月に2回(より豊潤)でした。収穫量はごくわずかでしたが、品質は傑出しており、凝縮感があり濃厚でありながら、生き生きとして力強い味わいに仕上がっています。

【投資会社 カルトワインズによる評価】
2017年は数々の困難に見舞われました。特に4月の深刻な霜は、この地域のブドウ畑のほぼ半分に影響を与えました。生育期は暖かさと雨が交互に訪れる不安定な時期で、生産者の適応力と決意が試されました。しかしこれらの困難は、生産者の揺るぎない献身と熟練度を際立たせるものでした。厳しい条件に耐え抜いたブドウは称賛に値するほど熟し、このヴィンテージの独特の品質を真に反映したワインを生み出しました。

2017年ヴィンテージは、先代のヴィンテージのような華やかさには欠けるかもしれませんが、洗練さと親しみやすさが際立つ、独特の魅力に満ちています。これらのワインは、すぐに口にできる魅力と、エレガントな熟成を導くポテンシャルを備えています。

フランス ブルゴーニュ
2017年のヴィンテージ評価

ブルゴーニュ赤ワイン:★★★★★ 優良な年
白ワイン:★★★★★ 傑出した年
シャブリ:★★★★★ 優良な年
ボジョレー:★★★★★ 優良な年
【ブルゴーニュワイン委員会による評価】
2017年はブドウの品質・収穫量ともに全てが順調でした。この数年は天候の影響を受けやすい収穫期が続きましたが、2017年は市場のニーズを満たすには十分な収穫量となり、このエレガントなヴィンテージから生まれるワインは既に素晴らしい出来栄えを期待させています。

春は霜に見舞われた地域がいくつかありましたが、比較的温暖で4月初旬の萌芽が始まり、ブドウの生育サイクルは順調に進みました。6月中旬には開花、そして急速な結実が始まりました。7月以降は猛暑と不安定な天候が交互に訪れましたが、ブドウの成熟は順調に進み、8月末には例年より2週間早く、最初のブドウの収穫が始まりました。そして各区画において最高の成熟度に達する9月中旬まで続きました。どのブドウは極めて健全で、選別作業はほとんど必要ありませんでした。生産者の誰もがこのブドウの素晴らしさ、完熟具合に大喜びでした。収穫量は春の霜の影響で例年を下回りましたが、収穫量が落ち込んだ前年の2016年よりも大きく上回り、平常レベルに戻りました。

ワインの醸造は滞りなく進み、各ワイナリーでは穏やかな雰囲気に包まれました。赤ワインはルビーからガーネットまで鮮やかでまばゆい色合いです。表現力豊かなワインに感じられる赤や黒のベリーの香りは贅沢の証であり、口に含むと完璧なバランスとシルキーなタンニンが組み合わさり、繊細で贅沢すぎない非常に調和のとれたアンサンブルが生まれます。赤ワイン ルビーからガーネットまで、鮮やかでまばゆいばかりの色合い。一目見ただけで、これらのワインは味わう者を誘います。表現力豊かなこれらのワインに感じられる、赤や黒のベリーの香りは贅沢の証であり、口に含むと完璧なバランスとシルキーなタンニンが組み合わさり、繊細で贅沢すぎない非常に調和のとれたアンサンブルが生まれます。

白ワインはシャルドネ種が最もエレガントに表現されたヴィンテージの一つであり、完璧なバランスと素晴らしいアロマがあります。柑橘類と桃などの白い果実のニュアンスが感じられる、爽やかな味わいです。ミネラル感と緊張感が、この豊かな果実味とのバランスよく引き立てます。

クレマン・ド・ブルゴーニュ(スパークリングワイン)のシャルドネ種は、桃、マルメロ(バラ科の果実)、トロピカルフルーツのフレッシュなアロマがあります。酸味は強すぎず、軽い後味になっています。ピノ・ノワール種はフルーティーで、チェリーとラズベリーのタッチがあり、長い余韻をもたらします。アリゴテ種は完璧なブレンドを保証し、優れた熟成能力をもたらします。そしてガメイ種は贅沢でフルーティー、表現力豊かであり、クレマン・ド・ブルゴーニュのロゼワインにおいて最適なパートナーです。
【ブルゴーニュワイン委員会による評価(シャブリ地区)】
2017年はシーズンを通してブドウの生育・成熟速度が速く進みました。春は霜害が発生したことと、夏の降雨が少なかったことから、収穫量は2年連続で少なめで、地域によって大きなバラつきがありました。しかし品質は素晴らしく、ワインは甘さと酸味のバランスがあり、美しく調和しています。魅力的な活力を備えており、私たちの期待に応えるものとなるでしょう。
【ボジョレーワイン委員会による評価(ボジョレー地区)】
2017年は適度な日照量と豊富な降雨量に恵まれました。ワインはガメイ種の特徴であるきらめくルビーレッド、深い紫、そして繊細な青紫色の色合いです。開放的な美しいチェリーのアロマで、時が経つにつれてキルシュ(さくらんぼが原料の蒸留酒)のアロマへ変化します。そして非常に強いプラムのアロマは、スローベリー(西洋すもも)へと変化し、柔らかな植物性の風味をもたらします。タンニンはシルキーで柔らかく、力強さが増し、口の中でしっかりとした味わいへと変化していきます。飲みやすさに優れたヴィンテージと言えるでしょう。

フランス ロワール
2017年のヴィンテージ評価

ロワール赤ワイン:★★★★★ 優良な年
白ワイン:★★★★★ 優良な年
貴腐ワイン:★★★★★ 優良な年
【中央ロワールワイン委員会による評価】
※サンセール等のサントル・ニヴェルネ地区が対象
2017年は3月末から4月初めの数日間の気温が5月中旬並みとなったことで、ブドウの生育が急速に進み、4月初旬に萌芽が見られました。 しかし4月後半は寒い日が続き、夜間は氷点下5℃まで急降下するなど、霜害に見舞われました。5月も例年を下回る気温の日が続き、ブドウの生育が鈍化していましたが、月末に記録的な高温の日が続き、6月初旬に開花が始まりました。7月は暑い日が続き、降雨量は地域によって様々でした。嵐や雹の影響を受けた地域もあれば、降雨がなくブドウに水分ストレスが発生した地域もありました。8月初旬にヴェレゾン(房の色づき)が始まった後、小雨と晴天が交互に訪れ、月末にかけて猛暑が続きました。9月は突然秋が訪れ、気温が下がり、天候も平年並みに戻りました。ブドウの状態は安定し、生産者は最適な熟度に達するまで待つことができました。

ブドウの収穫が始まると緊張感が漂いました。8月末にピノ・グリ種、9月12日にソーヴィニヨン・ブラン種の収穫が始まり、赤ワイン用のブドウ品種は主に9月19日から22日の間に収穫されました。ソーヴィニヨン・ブラン種は期待を裏切ることなく健全で品質は抜群でした。赤ワイン用のブドウ品種は少し不安定で、ワインの品質を維持するためにブドウの厳格な選別が必要でした。

赤ワインは鮮やかな色合いで、赤いベリー系の果実の風味が際立っています。抽出と醸造は今年のヴィンテージに合わせて調整され、洗練された滑らかでしなやかなタンニンが生まれています。

白ワインは非常にエレガントで、柑橘類と白桃などの白い果実の香りが口いっぱいに広がります。ミネラル感とほのかなリコリス(ヒガンバナ属の花)のニュアンスが魅力を添えています。芳醇で丸みがあり、心地よいフレッシュさがそれを支えています。

ロゼワインは全体的に淡い色合いで、グレープフルーツとブラッドオレンジの風味が口の中で心地よく広がり、美しく調和しています。

フランス ローヌ
2017年のヴィンテージ評価

ローヌ赤ワイン:★★★★★ 優良な年
白ワイン:★★★★★ 優良な年
【ローヌワイン委員会の評価】
2017年のシーズンの数ヶ月は例年より気温が高く、一方で降雨量が少なかったため、ブドウの生育・成熟が促進され、収穫は非常に早くなりました。ローヌ地方の南部では白ワイン用のブドウの収穫が8月16日に始まり、赤ワイン用のブドウであるシラー種の収穫は8月21日に始まりました。これは前年の2016年よりも2週間も早く、多くの生産地域では記録上最も早い収穫となりました。一方でローヌ地方の北部では8月初旬の嵐のような天候とブドウの成熟期が重なりました。シラー種の収穫量の落ち込みは南部ほど顕著ではなく、収穫は8月末に始まりました。9月~10月はローヌ地方全体で天候が安定し、生産者はブドウの最適な収穫時期を見極めることができました。

2018年のブドウは全体的に房が小さく、果実も小ぶりで、皮が厚く、茎もよく熟してします。小ぶりであった分だけ収穫量は落ち込みましたが、品質は間違いなく優れており、ワインづくりに最適なブドウが収穫できています。

その後のワインの醸造も滞りなく行われました。アルコール発酵は概して非常に速く進み、リンゴ酸の含有量が低かったにもかかわらず、マロラクティック発酵も順調かつ迅速に進みました。適度なアルコール度数と良好な酸度のバランスが取れており、熟成の可能性を示唆しています。

シラー種の赤ワインは、深いブラックカラント紫色を呈し、見た目も味わいも魅力的です。そして最初の果汁は風味豊かでバランスも抜群です。ローヌワイン委員会の品質監視マネージャーであるフランソワーズ・ディジョン氏は次のように述べています。「まだ判断するには少し早いですが、2017年はこれまでで最高のヴィンテージの一つになるでしょう。すでに牡丹やアカシアなどの白い花の香りがする赤ワインを試飲しています。」

コート・デュ・ローヌ産とコート・デュ・ローヌ・クリュ産のワインは全体的に優れた品質を誇っています。赤ワインは鮮やかな色と豊かなタンニンを特徴としています。その外観と構成はすでに素晴らしく、タンニンは美しく溶け込んでいます。白ワインとロゼワインはどちらも際立った花の香りが感じられます。白ワインの中には柑橘系のニュアンスが感じられるものもあります。

フランス アルザス
2017年のヴィンテージ評価

アルザス★★★★★ 平均的な年
【アルザスワイン委員会による評価】
2017年は早熟・高品質・低収量がキーワードです。2017年は、2003年、2007年、2009年、2011年とともに、過去40年間で最も早熟とされる5つのヴィンテージの1つになりました。専門家たちは生産されるワインの高品質を歓迎する一方で、今年の気候条件は収穫量に大きな影響を与えました。
1月は非常に寒く、数日間は気温が氷点下を大きく下回りました。秋と冬は乾燥しており、残念ながら3月の雨では水不足から回復することはできませんでした。しかし何よりも4月20日と21日の厳しい霜害はアルザスの4,500ヘクタールに影響を与え、1,500本ものブドウの木が80%以上凍結してしまう最悪の事態になりました。
幸運なことに開花は非常に早く、7月初めには穏やかな気温となり、その後数日間は暑い気温になりました。非常に温暖な気候条件のおかげで、ブドウの生育が早く進み、収穫量は少なかったものの、品質は期待できるものになりました。

アルザスワイン地域専門家委員会(CRINAO)は成熟度チェックの結果、2017年の収穫日を次のように決定しました。
AOCクレマン・ダルザス(※1)は8月24日。
AOCアルザスおよびアルザス・グランクリュは8月30日 (現地管理者から別途リクエストがない限り)。
ヴァンダンジュ・タルディヴ(※2)およびセレクション・ド・グラン・ノーブル(※3)は9月13日。
(※1)アルザスワインの生産量の4分の1を占めるスパークリングワイン。シャンパーニュと同様の製法で生産。
(※2)遅摘みのブドウを使用してつくられる甘口ワイン。
(※3)貴腐菌が付着して干しぶどうのような状態になってから、手摘みで収穫したブドウを使用してつくられる甘口ワイン。

8月末の時点でブドウの健康状態は極めて良好で、うどんこ病と灰色カビ病の発生は少数の区画に限られていました。収穫は最高の恵みのもとで始まり、ブドウは見事な熟度と興味深い酸味を示しました。以降は醸造においても特に問題は生じませんでした。

クレマン・ダルザスはこのヴィンテージで非常に成功したワインの一つです。シルヴァーナー種とマスカット種もまた、非常に興味深く、さわやかで新鮮です。ゲヴュルツトラミネール種は霜害の影響が大きく、量は少ないですが、凝縮感がありエレガントさを保っています。ピノ・ノワール種、ピノ・ブラン種、ピノ・グリ種はすべて非常に良質です。特にピノ・グリ種はフルーティーで美しいバランスが取れています。またピノ・ノワール種のタンニンは滑らかで、ワインの色は濃いめです。リースリング種の収穫は、区画によって成熟度が異なっていたため、収穫は分散して行われました。しかしながらワインは酸味と果実味に優れています。
ヴァンダンジュ・タルディヴおよびセレクション・ド・グラン・ノーブルは9月の素晴らしい天候により生産が可能になりました。プレス機で記録された量は昨年の記録に比べて2倍になり、13,000ヘクトリットルを超えました。

2017年のアルザスの収穫量は全AOCを合わせて約907,000ヘクトリットルとなり、霜害の影響により前年の2016年と比べて20%以上の減少となる見込みです。なお2013年、2014年、2015年、そしてこの2017年のように収穫量が少ない年が再び続くと、アルザスは6年間で1年分に相当する収穫量を失うことになります。

フランス シャンパーニュ
2017年のヴィンテージ評価

シャンパーニュ★★★★★ やや厳しい年
2017年は様々な意味で悲惨な年になりました。まず4月の霜害によりブドウは深刻な影響を受けました。その後は猛暑の日があった中で、7月と8月に想定外の降雨があり、ブドウに灰色カビ病と酸腐病が発生しました。本来の収穫量の約5分の1が腐敗に見舞われ、特にピノ・ムニエ種とピノ・ノワール種が最も大きな被害を受けました。2017年のワインの品質はワイナリーによって差があり、個別に成功を収めたものもあります。例えば、テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュやドン・ルイナール・ブラン・ド・ブランなどでは、希少なプレステージ・キュヴェ・ブラン・ド・ブランがつくられました。2017年はアロマが控えめで、圧搾時にブドウを不合格にする生産者も多くありました。

アメリカ
2017年のヴィンテージ評価

アメリカカリフォルニア:★★★★★ 優良な年
オレゴン:★★★★★ 優良な年
【ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズによる評価(カリフォルニア州)】
今年は豊富な降雨で始まり、その後は穏やかな春が続いたため、ブドウの開花期間も長くなりました。そして9月第一週の週末に発生した猛暑により収穫が本格化しましたが、その後は涼しい天候でブドウの糖度は平年並みに戻りました。10月8日までにブドウ収穫量の90%近くが収穫されましたが、猛烈な熱風が前例のない大火災を引き起こしました。しかし生産者たちは「このナパ・ヴァレーが世界最高峰のワインを産出する地域である」という世間からの評価を維持することに尽力し続けました。ワインは初期の試飲では「素晴らしい複雑な風味」「エレガント」といった言葉で表現されています。
【オレゴン・ピノ・キャンプによる評価(オレゴン州)】
2017年は雨季の後に非常に遅いブドウの発芽と開花を迎えました。その後は異常なほど暖かく乾燥した月が続きましたが、9月の大雨は涼しさをもたらしたため、ブドウの酸度は保持されました。収穫期も好天に恵まれてブドウは成熟し、収穫量も多くなりました。完熟のブドウでつくられたワインはより熟した味わいとともに複雑な味わいに仕上がりました。

2017年のワインの出来・評価 お客様からの評価

喜んでもらいました

T.R.様 35歳

評価

新築祝いのお返しとして購入致しました。

私はアルコールが飲めないので、味はわかりませんが、送った方から大変美味しいとお褒め頂きました。

パッケージや箱も綺麗で、慌てて注文しましたが、すぐに送っていただいて助かりました。

送料、クール便などはかかりましたが、購入して良かったです。

  

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年号・ヴィンテージでワインを選ぶ

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1940~1949年(85~76歳)
1940年(昭和15年)85歳
1941年(昭和16年)84歳
1942年(昭和17年)83歳
1943年(昭和18年)82歳
1944年(昭和19年)81歳
1945年(昭和20年)80歳
1946年(昭和21年)79歳
1947年(昭和22年)78歳
1948年(昭和23年)77歳
1949年(昭和24年)76歳
1950~1959年(75~66歳)
1950年(昭和25年)75歳
1951年(昭和26年)74歳
1952年(昭和27年)73歳
1953年(昭和28年)72歳
1954年(昭和29年)71歳
1955年(昭和30年)70歳
1956年(昭和31年)69歳
1957年(昭和32年)68歳
1958年(昭和33年)67歳
1959年(昭和34年)66歳
1960~1969年(65~56歳)
1960年(昭和35年)65歳
1961年(昭和36年)64歳
1962年(昭和37年)63歳
1963年(昭和38年)62歳
1964年(昭和39年)61歳
1965年(昭和40年)60歳
1966年(昭和41年)59歳
1967年(昭和42年)58歳
1968年(昭和43年)57歳
1969年(昭和44年)56歳
1970~1979年(55~46歳)
1970年(昭和45年)55歳
1971年(昭和46年)54歳
1972年(昭和47年)53歳
1973年(昭和48年)52歳
1974年(昭和49年)51歳
1975年(昭和50年)50歳
1976年(昭和51年)49歳
1977年(昭和52年)48歳
1978年(昭和53年)47歳
1979年(昭和54年)46歳
1980~1989年(45~36歳)
1980年(昭和55年)45歳
1981年(昭和56年)44歳
1982年(昭和57年)43歳
1983年(昭和58年)42歳
1984年(昭和59年)41歳
1985年(昭和60年)40歳
1986年(昭和61年)39歳
1987年(昭和62年)38歳
1988年(昭和63年)37歳
1989年(昭和64年・平成元年)36歳
1990~1999年(35~26歳)
1990年(平成02年)35歳
1991年(平成03年)34歳
1992年(平成04年)33歳
1993年(平成05年)32歳
1994年(平成06年)31歳
1995年(平成07年)30歳
1996年(平成08年)29歳
1997年(平成09年)28歳
1998年(平成10年)27歳
1999年(平成11年)26歳
2000~2009年(25~16年前)
2000年(平成12年)25歳
2001年(平成13年)24歳
2002年(平成14年)23歳
2003年(平成15年)22歳
2004年(平成16年)21歳
2005年(平成17年)20歳
2006年(平成18年)19年前
2007年(平成19年)18年前
2008年(平成20年)17年前
2009年(平成21年)16年前
2010~2019年(15~6年前)
2010年(平成22年)15年前
2011年(平成23年)14年前
2012年(平成24年)13年前
2013年(平成25年)12年前
2014年(平成26年)11年前
2015年(平成27年)10年前
2016年(平成28年)9年前
2017年(平成29年)8年前
2018年(平成30年)7年前
2019年(平成31年・令和元年)6年前
2020~2025年(5年前~今年)
2020年(令和2年)5年前
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2022年(令和4年)3年前
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