2001年のワインの出来・評価

2001年のワインとは「2001年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、2001年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。

★★★★★ ： 素晴らしい年　
★★★★ ： とても良い年　
★★★ ： 平均的な年　
★★ ： やや厳しい年　
★ ： 厳しい年

＜フランスワイン＞
2001年はボルドーでは、天候が周期的に変わり、ブドウの栽培においては難しい年になりました。特に7〜8月は雨で涼しい期間と猛暑で乾燥した期間があり、ブドウの生育がやや遅れ、天候を見ながら収穫時期を調整することで、ワインの品質を維持させることができました。特にソーテルヌでは9月以降の天候が理想的で、貴腐化を促し、香り高い気品溢れる甘口ワインに仕上がりました。ブルゴーニュは前年と同様に不安定な天候で、特に夏は猛暑と嵐、そして雹(ひょう)に見舞われる厳しい期間になりました。ブドウの収穫量は落ちましたが、天候に耐えたブドウのおかげで、多くのワイナリーで飲みごたえのある、ボリューム感に溢れたワインに仕上げることができました。ローヌは全ての地域で素晴らしい1年になりました。生産者やブドウ品種によるワインの味わいのバラつきが少なく、2000年と肩を並べるほどの良質なワインに仕上がりました。この年のローヌのワインは、どのワインも味わいの信頼度が高いと言えるでしょう。

＜イタリア・ドイツ・スペインワイン＞
2001年のデータはありませんでした。

当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。