

1998年のワインの出来・評価
1998年のワインとは「1998年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、1998年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。


ボルドー | ||||||
地域別 | ||||||
サンテステフ | ポイヤック | マルゴー | グラーヴ | ポムロール | サンテミリオン | ソーテルヌ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★ ★★ |
ワイン別 | ||
赤ワイン | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
ブルゴーニュ | |||
地域別 | ワイン別 | ||
北部(ニュイ) | 南部(ボーヌ) | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) |
★★ ★★ |
★★★ | ★★ ★★ |
★★★ |
ローヌ | ||||
地域別 | ワイン別 | |||
北部 | 南部 | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) | |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
アルザス | ロワール | シャンパーニュ | |
白ワイン(辛口) | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) | |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
<フランスワイン>
1998年はボルドーでは、4月以降に周期的に天候が変化し、開花が遅れましたが、8月の雨量が平年の25%という、例年にない暑い乾燥した夏になったことで、ブドウが良く熟しました。9月後半に雨に見舞われましたが、ボルドー右岸(ポムロール、サンテミリオン)の早摘みのメルロは既に収穫済で、特に素晴らしいワインに仕上がりました。一方でブルゴーニュは冷害と酷暑に見舞われ、ワインの生産量に影響しました。品質は地域によってバラつきが見られますが、全体的には平均点よりは良好です。そしてこの1998年のワインで特に偉大と言われるのが、ローヌのワインです。理想的な天候で赤白ワインともポテンシャルの高い、長期熟成に向いたワインに仕上がりました。評論家からの評価も高く、大当たり年とされています。


イタリア | ドイツ | スペイン | |
ピエモンテ | トスカーナ | ||
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
<イタリア・ドイツ・スペインワイン>
1998年のイタリアは、北部のピエモンテでは前々年、前年ほどではありませんが、特に赤ワインは良好なものが多く見られます。中部のトスカーナでは天候が不安定だったことが影響し、フルーティーな早飲み向きのワインの割合が多く見られます。ドイツでは天候に恵まれ、ブドウの収穫量も回復し、特に甘口ワインは素晴らしい仕上がりになりました。
当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。