シャトー・ラ・ルヴィエールはボルドーのグラーヴ地区のペサック・レオニャンにある歴史あるシャトーです。「La Louviere」とはオオカミの巣窟という意味があり、シャトーがあった土地は森に囲まれ、オオカミが潜んでいたことに由来しています。アンドレ・リュルトン氏がオーナーとなっておりますが、リュルトン家は他にもシャトー・ボネやシャトー・ドーザックなど、ボルドーで多数のシャトー経営に携わっており、その手腕は一目置かれています。なお、今回ご紹介する1998年はパーカーポイント88点を獲得しています。三分の一の新樽で熟成されたワインはクリーンでフレッシュなブーケを持ち、軽く溶けたワックスのアロマとスターアニスのタッチと乾燥したハチミツやスパイスのニュアンスは、フィニッシュにかけて樹脂の印象へ変わってゆくとの評価です。ちなみにワイン専門誌のワイン・アドヴォケイト誌による飲み頃予想は「2017〜2024年」とされておりますので、ぜひいち早く様々なお料理とのマッチングをお楽しみください。