

1997年のワインの出来・評価
1997年のワインとは「1997年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、1997年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。


ボルドー | ||||||
地域別 | ||||||
サンテステフ | ポイヤック | マルゴー | グラーヴ | ポムロール | サンテミリオン | ソーテルヌ |
★★★ | ★★★ | ★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
ワイン別 | ||
赤ワイン | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
ブルゴーニュ | |||
地域別 | ワイン別 | ||
北部(ニュイ) | 南部(ボーヌ) | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
ローヌ | ||||
地域別 | ワイン別 | |||
北部 | 南部 | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) | |
★★★ ★★ |
★★★ | ★★ ★★ |
★★ ★★ |
アルザス | ロワール | シャンパーニュ | |
白ワイン(辛口) | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) | |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
<フランスワイン>
1997年はボルドーでは珍しい天候となりました。6月〜7月は冷涼で多湿な日が続き、8月は高温で多湿になるなど、開花・結実後は雨が多く湿度が高い年になりました。収穫を遅らせたワイナリーはブドウが完熟になり、凝縮感のあるワインに仕上がりましたが、雨を警戒して早めに収穫したワイナリーは軽快なワインに仕上がりました。この1997年はワインによって味わいにバラつきがあるのが特徴です。ブルゴーニュはボルドーに比べると雨は少なく、夏は暑くブドウが良く育ちました。赤白ワインともボリューム感のある、長期熟成のタイプのワインに仕上がっています。


イタリア | ドイツ | スペイン | |
ピエモンテ | トスカーナ | ||
★★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ | ★★★ |
<イタリア・ドイツ・スペインワイン>
1997年のイタリアは、北部のピエモンテは天候に恵まれ、バローロ、バルバレスコは前年と肩を並べるくらいの偉大なヴィンテージになりました。一方でドイツは、春の初めに霜害が発生したため開花が進まず、ワインの生産量は平年を下回りました。8月に天候は持ち直しましたが、平均点レベルのワインが多く見られます。スペインは天候に関する情報が少ないのですが、ワインの評価としては平均点〜やや良好とされています。
当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。