

1987年のワインの出来・評価
1987年のワインとは「1987年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、1987年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。


ボルドー | ||||||
地域別 | ||||||
サンテステフ | ポイヤック | マルゴー | グラーヴ | ポムロール | サンテミリオン | ソーテルヌ |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★ |
ワイン別 | ||
赤ワイン | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) |
★★ | ★★ | ★ |
ブルゴーニュ | |||
地域別 | ワイン別 | ||
北部(ニュイ) | 南部(ボーヌ) | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
ローヌ | ||||
地域別 | ワイン別 | |||
北部 | 南部 | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) | |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
アルザス | ロワール | シャンパーニュ | |
白ワイン(辛口) | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) | |
★★★ | ★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ |
<フランスワイン>
1987年はフランス全土でブドウの栽培期間を通じて、周期的な天候の変化が多く、更には収穫期に雨が多かったため、仕上がったワインには淡い希薄なものが多くなりました。このため、長期熟成向きと言うよりは早飲みに向いているのが特徴です。ブルゴーニュではボルドーよりは天候に恵まれたものの、ブドウの収穫量で過去最高を記録した前年と比べると、ワインの生産量も含めて大幅に落ち込みました。ワインの評価は平均点としていますが、生産者によっては秀逸なワインもあるなどバラつきが見られますので、良し悪しはワインを飲んでみなければ分からないのが実情です。ローヌはボルドーに似た天候で、ワインも同様に早飲みに向いています。


イタリア | ドイツ | スペイン | |
ピエモンテ | トスカーナ | ||
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
<イタリア・ドイツ・スペインワイン>
1987年はイタリア全土でブドウの収穫量、ワインの生産量とも平年並みとなりました。ワインの出来栄えも平均点レベルですが、フランスのワインと同様に、どちらかと言えば早飲みに向いています。ドイツはワインの生産量は平年並みで、ワインの品質も平均点の評価を受けています。スペインはリオハやルエダの赤ワインは長期熟成向きのワインに仕上がりましたが、他の地域のワインは既にピークを越えているものが多いようです。
当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。