

1984年のワインの出来・評価
1984年のワインとは「1984年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、1984年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。


ボルドー | ||||||
地域別 | ||||||
サンテステフ | ポイヤック | マルゴー | グラーヴ | ポムロール | サンテミリオン | ソーテルヌ |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★ |
ワイン別 | ||
赤ワイン | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) |
★★ | ★★ | ★★★ |
ブルゴーニュ | |||
地域別 | ワイン別 | ||
北部(ニュイ) | 南部(ボーヌ) | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
ローヌ | ||||
地域別 | ワイン別 | |||
北部 | 南部 | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) | |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
アルザス | ロワール | シャンパーニュ | |
白ワイン(辛口) | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) | |
★★★ | ★★★ | ★★★ | データなし |
<フランスワイン>
1984年はフランス全土で天候に恵まれず、非常に厳しい年になりました。1980年代の中でも最も厳しい年と言われ、天候の影響でブドウの収穫量、ワインの生産量も落ち込み、リリースされた僅かなワインも長期熟成には向かず短命で、味わいも他の年代より劣ります。このため、1984年のワインは、甘口ワイン・酒精強化ワインの方が味わいの信頼度が高いと言えるでしょう。


イタリア | ドイツ | スペイン | |
ピエモンテ | トスカーナ | ||
★ | ★ | ★★ | ★★★ |
<イタリア・ドイツ・スペインワイン>
1984年はフランスだけではなく、イタリアでも天候に恵まれず、非常に厳しい年になり、北部のピエモンテ・南部のトスカーナとも不作で、ワインの味わいも満足のいくものには仕上がりませんでした。長期熟成には不向きですので、おすすめすることができません。ドイツも天候に恵まれず、ワインの生産量は前年の6割ほどに落ち込みました。淡い希薄なワインが多く、厳しい1年となりました。一方で1984年の中では一番スペインのワインが良好ですが、とはいえ平均点の仕上がりにとどまりました。前述の通り、この1984年のワインよりは、甘口ワイン・酒精強化ワインの方が味わいの信頼度が高いと言えるでしょう。
当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。