1981年のワインの出来・評価
1981年のワインとは「1981年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、1981年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。
ボルドー | ||||||
地域別 | ||||||
サンテステフ | ポイヤック | マルゴー | グラーヴ | ポムロール | サンテミリオン | ソーテルヌ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
ワイン別 | ||
赤ワイン | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
ブルゴーニュ | |||
地域別 | ワイン別 | ||
北部(ニュイ) | 南部(ボーヌ) | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) |
★★★ | ★★ ★★ |
★★★ | ★★ ★★ |
ローヌ | ||||
地域別 | ワイン別 | |||
北部 | 南部 | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) | |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
アルザス | ロワール | シャンパーニュ | |
白ワイン(辛口) | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) | |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ |
<フランスワイン>
1981年のボルドーは、前年と同様に前半で気温の低い日が多く、結実不良が発生しました。しかし後半は暑い日が続き、生産量こそ少なかったものの良好なワインに仕上がりました。ブルゴーニュは地域によって差がありますが、北部は年間を通じて気温が低く、希薄なワインが多い傾向にあります。南部は暖かい日も多かったため、ワインの出来栄えとしては平均点と言えるでしょう。ローヌも同様に平均点、アルザス・ロワールは寒暖の差が激しい日があり、生産量は少なかったものの、現存するワインは良好なワインが多く見られます。
イタリア | ドイツ | スペイン | |
ピエモンテ | トスカーナ | ||
★★★ | ★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
<イタリア・ドイツ・スペインワイン>
1981年はイタリア北部のピエモンテは、特に赤ワインではバラつきがあります。バローロやバルバレスコはワイナリーや個体によっても出来の良し悪しがありますので、飲んでみなければ分かりません。一方で中部のトスカーナやスペインは、年間を通じて理想的な天候に恵まれ、良好なワインが数多く仕上がりました。ドイツは前年よりはワインの生産量が増加したものの、平年に比べると少なめでした。赤ワインは果実味と酸味のバランスが取れたワインに仕上がっていますが、既にピークを越えているようです。
当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。