

1978年のワインの出来・評価
1978年のワインとは「1978年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、1978年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。


ボルドー | ||||||
地域別 | ||||||
サンテステフ | ポイヤック | マルゴー | グラーヴ | ポムロール | サンテミリオン | ソーテルヌ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ | ★★★ | ★★ |
ワイン別 | ||
赤ワイン | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) |
★★ ★★ |
★★★ | ★★ |
ブルゴーニュ | |||
地域別 | ワイン別 | ||
北部(ニュイ) | 南部(ボーヌ) | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
ローヌ | ||||
地域別 | ワイン別 | |||
北部 | 南部 | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) | |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★★ ★★ |
アルザス | ロワール | シャンパーニュ | |
白ワイン(辛口) | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) | |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ |
<フランスワイン>
1978年はボルドーでは3月に異常なほど雨が多く、一部地域では発芽に影響が出ましたが、その後の天候は持ち直し、夏から収穫期にかけては乾燥した暑い日が続きました。ワインの出来栄えも平均点以上で、多くのワインが飲み頃を迎えています。ただし、ソーテルヌではこの乾燥の影響で、ブドウの貴腐化が進まず、非常に厳しい年になりました。ローヌでは、夏以降に乾燥した日が続いたことで、ブドウが完熟し、赤白ワインともポテンシャルの高いパワフルなワインに仕上がりました。長期熟成にも向いていますが、価格がやや高騰していますので、入手が難しくなっています。


イタリア | ドイツ | スペイン | |
ピエモンテ | トスカーナ | ||
★★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ | ★★★ |
<イタリア・ドイツ・スペインワイン>
1978年はフランスだけではなく、イタリア全土でも天候に恵まれ、ワイン造りにおいて素晴らしい1年になりました。特に赤ワインは北部のピエモンテ、中部のトスカーナとも長期熟成に向いたパワフルなワインが多く、飲み頃を迎えています。一方でドイツは天候に恵まれず、ブドウの収穫量・ワインの生産量が落ち込みました。ワインも淡い希薄なものが多く、早飲みに向いています。スペインは平均的な年になりましたので、1978年はフランス、イタリアのワインの方がおすすめです。
当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。