

1975年のワインの出来・評価
1975年のワインとは「1975年に収穫されたブドウを使用してつくられたワイン」を指します。
このため、1975年当時の気候やブドウの生育状況がワインの出来・評価に大きく影響しています。


ボルドー | ||||||
地域別 | ||||||
サンテステフ | ポイヤック | マルゴー | グラーヴ | ポムロール | サンテミリオン | ソーテルヌ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ | ★★ ★★ |
★★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ ★★ |
ワイン別 | ||
赤ワイン | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★★ ★★ |
ブルゴーニュ | |||
地域別 | ワイン別 | ||
北部(ニュイ) | 南部(ボーヌ) | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) |
★ | ★★ | ★ | ★★ |
ローヌ | ||||
地域別 | ワイン別 | |||
北部 | 南部 | 赤ワイン | 白ワイン(辛口) | |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
アルザス | ロワール | シャンパーニュ | |
白ワイン(辛口) | 白ワイン(辛口) | 白ワイン(甘口) | |
★★★ | ★★ ★★ |
★★ ★★ |
★★ ★★ |
<フランスワイン>
1975年はボルドーでは年間を通じて天候に恵まれ、70年代の中でも良好な出来栄えの1年になりました。どの地域のワインも平均的に良好で、ワインによってバラつきが少なく、ハズレが少ないと言われています。一方でブルゴーニュは前々年、前年に引き続き3年連続で厳しい年になりました。赤白ワインとも早飲み向きで、長期熟成にはあまり向いていません。ローヌも同様で前半は理想的な天候でしたが、夏に雨が多く、ブドウの生育に多大な影響を与えました。こちらも長期熟成には向いておらず、既に大半が消費されており、入手が困難になっています。


イタリア | ドイツ | スペイン | |
ピエモンテ | トスカーナ | ||
★★ | ★★★ | ★★ ★★ |
★★★ |
<イタリア・ドイツ・スペインワイン>
1975年はイタリアは平均的な年になりましたが、どちらかと言えば北部のピエモンテよりも、中部のトスカーナのキャンティに良いワインが多く見られます。ドイツは天候に恵まれ、前年の不作から一転し、ワインの生産量・品質ともに良好な1年になりました。スペインは赤白ワインとも平均点の評価ですが、既にピークを越えているワインも多くあり、飲んでみなければ分からないのが実情です。
当ページの評価は、ワインの著名な評論家によるテイスティング結果や、当時の気候、様々な書物を参考に当店独自で評価したものです。「低評価」と判定されている場合でも、各ワイナリーによる厳しい選果や醸造技術などにより、美味しいワインは数多く存在します。あくまで参考として捉えるようにしてください。