「シャトー・ラルシ・デュカス」はボルドー地方のサン・テミリオン地区の歴史ある生産者で、1867年のパリの万国博覧会でワインの品質が評価され、最初の金メダルが授与されました。1893年にボルドーの船会社を所有するヘンリ・ラバ氏がオーナーになり、以後100年以上一族で守り続けられています。なお、2002年からは「シャトー・ ル・パン」を所有するティエンポン一族の一人、ニコラ・ティエンポン氏が経営に携わり、彼は「北風から守られ、ドルドーニュ川による気温調整の恩恵を受けられるこのクリュの立地は完璧だと思う。この立地により春の霜のリスクが最小限に抑えられ、夏の夜は温暖で健康的な爽やかさが保たれる。60メートルの畑の高低差により、適切な自然排水も確保されている」と力強く語っています。「シャトー・ラルシ・デュカス」は設立から現在に至るまでボルドーでの地位を確立しているワイナリーです。今回入荷したワインは本数が少なく、当店での試飲はできませんでしたが、信頼できる生産者・輸入業者から仕入れを行っております。