ワインは黒みを帯びたレンガ色で、カシスやブルーベリーの果実由来の香りに加え、干し草やタバコのような熟成感溢れる香リも広がります。熟成を経てタンニンもワインに溶け込んでおり、渋味は少なめです。軽めの口当たりの後に味わいが徐々に広がり、余韻は長く続きます。可能であればワインを飲む1〜2時間ほど前の抜栓と、デキャンタージュをお勧めします。シャトー・シャス・スプリーンは、ワインの聖地ボルドーのメドック地区・ムーリス村にあるワイナリーで、クリュ・ブルジョワ級の格付けを有しています。「シャス・スプリーン」はフランス語で「憂いを払う」の意味で、ヴィンテージは異なりますが、漫画『神の雫』に登場したワインとして有名です。