おすすめのボルドーワイン

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フランスワイン
ボルドー地方のワイン

フランスの都市ボルドーとは？

ボルドーはフランスの南西部にある都市で、パリからは飛行機で約1時間の位置(＝東京から兵庫県姫路市あたりまでの距離)にあります。ボルドーは古くから港町として繁栄していたため、ワインの生産だけではなく、輸出産業としても名声を築いていました。またボルドーは「月の港」とも言われ、2007年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。なお、毎年ブドウ収穫直前の9月には、メドック地区で「メドックマラソン」というワインを飲みながら走れるフルマラソンが開催されるなど、年間を通じて世界中から多くの観光客が訪れています。

ボルドーワインの特徴 −アッサンブラージュ−

ボルドーは世界で最も有名なワインの産地です。ボルドーワインの特徴として、複数のブドウがブレンドされて造られるのが主流で、赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ、白ワインはソーヴィニヨン・ブランが主体となっています。例えば2011年のシャトー・マルゴーは、カベルネ・ソーヴィニヨン86％、メルロ10％、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド4％といったブレンドの割合ですが、度のシャトーにおいてもこの割合は、毎年の天候・ブドウの生育状況などを考慮して、綿密に吟味されて決められています。
このように複数のブドウをブレンドしてワインを造る製法は、「アッサンブラージュ(集合、組み合わせという意味のフランス語)」と呼ばれ、毎年安定した味わいのワインに仕上げるため、世界中のワイン造りにおいても採用されています。

ボルドーワインの特徴 −格付け−

ワイン造りにおいてボルドーは6地区に分けられますが、中でもメドック地区、グラーヴ地区、サン・テミリオン地区、ソーテルヌ地区では格付けの制度が存在しています。例えば、メドック地区の格付けは、第1級から第5級まであり、その下にクリュ・ブルジョワ、クリュ・アルティザンというランクがあります。格付けは、ボルドーワインの品質を維持・向上に寄与している一方、格付けランク外においても良心的な価格設定で、コスパの良い良質なワインを造り出しているシャトー(＝ワイナリー)も数多く存在しています。

ボルドーワインの特徴 −味わい−

フランスのワインにはアペラシオン(原産地呼称統制制度)が存在します。また、ボルドーには地区によって格付けが存在します。このため、シャトーのランクによってワインの特徴が異なりますが、一般的には下記のようなワインを造り出しています。
＜赤ワイン＞
・果実感たっぷり、飲み心地良くしなやかなワイン
・豊かなアロマと濃密で丸みのあるタンニンを含む、凝縮感あふれる赤ワイン
・香り、味わいともに長い余韻が残り、主張のある端麗な風味のワイン
主要品種：カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベック
＜白ワイン＞
・ソーヴィニヨンのアロマと瑞々しさあふれる、果実感たっぷりの辛口白ワイン
・アロマの余韻が続く、力強さと骨格を感じさせる辛口白ワイン
主要品種：ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル
＜貴腐ワイン＞
・凝縮感があり濃厚でオークの香りが漂うエレガントな黄金色のワイン
主要品種：セミヨン
赤ワイン、白ワイン、貴腐ワインとも名門シャトーでは、ポテンシャルの高い長期熟成に向いたワインを造り出しており、ヴィンテージによっては数万円〜数十万円で販売されています。