はじめてのオールドビンテージ
T.R.様 26歳
- 評価

彼の20代最後の誕生日に、同い年のワインをプレゼント。
普段チリ産の飲みやすく手頃なものばかり飲んでいる為、口に合うかとても不安だった。
商品到着から2週間程度、野菜室にて保管。
常温が良いやら開くまで待つべきやら色々作法があるようだが、贈られた本人から気を遣わずに呑みたいと言われ、いつものワインと同じように飲み始めることに。
コルクは上手く抜け、1991の文字が綺麗に見えた。
最初は味が不安だった為、グラスに少しだけ注ぎ味見。
飲む前に、注がれたワインの色に驚く。
いつもの赤紫ではなく赤茶。ワインで初めて見る色だった。
一口目は味の情報量が多く驚いたが、予想以上の飲みやすさ且つ後味の良さから、一瞬で空のグラスに。
その後もハチミツっぽい甘みだ、フルーティーだなどと慣れないテイスティングを続け、あっという間にボトルが空になってしまった。
最後には写真のように淀みが残り、29年間の年月を感じながら、最後の一杯、1番味が濃く1番旨味を感じながら一本を2人で飲み切った。
彼の舌にもあったようで、最後に改めて「美味しかった」と言ってもらえ、長い時間どのワインにするか悩み続けた苦労が報われた気がした。
個人的には、度数が低めでアルコール感を強く感じなかったこと・酸味があまり無かったことにホッとした。
ラベルの劣化も気になる程ではなかったし(逆に味が出てて◎)、木箱に入っているのも贈り物感が出て良かった。
ただ、商品には全く関係無いが、配送時の時間帯が希望と少しずれて届いた為、評価は4.5とする。(ワイン自体は文句無しで5!!!)