シャトー・ラフォン・ロシェはボルドーのサンテステフ地区で最も古いシャトーの一つで、1650年に所有者がエティエンヌ・ド・ラフォン氏と結婚したことがシャトー名の由来になっています。20世紀に入ると世界大戦の影響や資金難などで長きにわたって低迷していましたが、1960年に格付け第5級のシャトー・ポンテ・カネを所有するテスロン家の傘下になり、火災で焼失した旧シャトーの再建と並行してブドウ畑の徹底的な再構築が進められました。2000年にはシャトーが黄金色に塗り替えられ、この年以降は黄金色のワインラベルが採用されています。2021年末にロレンツェッティ家が所有することになり、格付け第3級のシャトー・ディッサンを所有するエマニュエル・クルーズ氏がワインづくりを率いています。ワインは黒褐色の色合いで、ブラックベリーやチョコレート、樽熟成から由来するナッツやトーストの香りが漂います。見た目や香りから濃厚なワインを連想させますが、口当たりは柔らかく、フィニッシュに向けて力強さが顔を出します。