ワインイベントの種類

ワインのイベントには様々な形態がありますが、大きくは下記3種類に大別することができます。

1.インポーター・ワイナリー・自治体が主催するイベント

これらのイベントは、一般的には「試飲会」や「テイスティングイベント」と呼ばれています。
インポーターとはワインの輸入業者のことで、世界中に存在するワインの中から厳選されたワインを日本国内に輸入し、酒販店などに卸しています。ワインの試飲会といえば、酒販店などの「プロ向け」というイメージが強いかもしれませんが、最近では一般の方が参加できる試飲会も増えてきました。

また、日本のワイナリーと自治体が一体となって、地域の町おこしや特産品として日本ワインを普及させるために、試飲・販売のイベントが年間を通して多数開催されています。

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2.ホテル、レストランが主催するテーマ別ディナー

何らかのテーマ(国、地方、ワイナリーなど)に沿ったイベントであるため、あらかじめワインのラインナップが決まっていることが多いです。
特にメーカーズディナーでは海外からの生産者の来日を記念して開催されるケースも多く貴重な機会です。生産者自らが持ち込んだプレミアムなワインと、そのワインの特徴に合わせたホテルのディナーとの最高のマリアージュを愉しむことができます。その分お値段が高いこともありますが、たまには特別な記念日などで贅沢をし、優雅なひとときを過ごすのもよいでしょう。

レストランで開催される都合上、定員が少数となり、特に有名な生産者が来日する場合は即日完売となるケースがありますので、お気に入りのワインの生産者が来日する場合は、お早めに申し込むようにしましょう。
 

3.参加者自らがオススメのワインを持ち寄るイベント

一般的には「ワイン会」と呼ばれていますが、前述のⅡも主催者によっては「ワイン会」と名付ける場合があります。
ワイン愛好家が一定のテーマや予算に沿ってでワインを持ち寄って交流するイベントのことで、全国でグループも多数発足しています。ワイン会の魅力は、何と言ってもワインに対する同じ価値観を持った方々と交流できること。オススメの理由を教えてもらうなどで話しが弾みます。最初は勇気がいるかもしれませんが、思い切って参加すればワインを通じた知り合いもできます。

ワインは非常に奥深いもので、同じワインでも人によって外観、香り、味わい、余韻の表現方法が異なります。参加者間でこのような表現について意見交換すれば、ワインの知識や表現のスキルを身につけるための一番の近道になることでしょう。
 

次ページでは試飲会に臨むにあたってのマナー&注意点についてご紹介いたします。
試飲会でのマナー

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