ドメーヌ・ジルーは、19世紀中頃から続く歴史ある家族経営のワイナリーで、1973年に5代目のイヴ・ジルーが設立しました。2012年には息子のセバスチャンに代替わりし、現在に至ります。6.8ヘクタールの所有地は、化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤を一切使用しないリュット・レゾネを実践する、実質ビオロジー栽培です。以前はフランス国内での販売が主でしたが、現在は輸出にも力を入れています。ドメーヌ・ジルーのプイィ・ロシェは、ソーヌ河流域を見渡す東向きの斜面、標高200〜250mに位置する区画「オー・ビュシェ」で栽培されるシャルドネ100%から造られます。陸性気候の影響を受け、秋の日照に恵まれたこの地は、シャルドネの栽培に理想的な環境で、隣接するプイィ・フュイッセと類似したテロワールを有しています。樹齢は1964年植樹の古木から2005年植樹のものまで様々で、ギュイヨ・サンプル仕立てで栽培されています。7000〜8000本/haという高密度な植樹により、ブドウの凝縮感が高まります。収穫は2010年以降、手摘みで行われています。醸造においては、ゆっくりとプレスした後、天然酵母による低温発酵を行います。その後、シュール・リーを行いながら、ステンレスタンクで11ヶ月間熟成させ、マロラクティック発酵も実施されます。瓶詰め前の8月末に軽い濾過が行われ、リリースされます。プイィ・ロシェは、プイィ・フュイッセと似た特性を持ちながら、よりしなやかでフルーティーなスタイルの辛口白ワインに仕上がります。