ワインは黄金色に近い色合いで、グレープフルーツやリンゴなどの香りが漂います。味わいは見た目ほどの濃厚さはなく、長期熟成を経て酸は穏やかで軽やかな飲みやすい仕上がりになっています。「シャルル・ヴァンツ」はフランスのアルザス地方(ドイツとの国境近く)のバール村にてぶどう栽培の歴史を1563年まで遡ることができるという名家で、今日に至るまで家族経営を貫いています。そして今や世界25ヵ国に展開するこのアルザス有数のメゾンとして名を馳せており、多数のバックヴィンテージを貯蔵していることで知られています。現当主は20代目のエリアンヌ・ヴァンツ女史で、その夫であるエルウィン・モゼール氏がワインの醸造を行っています。60ヘクタールもの自社畑では、化学肥料や除草剤を使用しないサステナブル栽培を実践しています(2015年に「テラ・ヴィティス」の認証取得)。